憲法改正権

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◎憲法改正の内容的限界


イ:肯定説
   a:法論理的限界説
      →制憲権は万能。改正権も制憲権によって基礎づけられている。改正権は
       憲法の同一性と継続性を損なうことなく改正する権限に過ぎない。

    b:自然法的限界説
      →実定憲法に上位する自然法が制憲権自体を拘束。

ロ:否定説(=無限界説)
    ∵@憲法規範には価値序列・階層構造は存在しない(下記aに対応)。
      A制憲権=改正権(下記bに対応)。
   a:法実証主義的無限界説
      →法規はその規律する社会の社会的事項を基礎として存在するものなの
        で、社会的事情の変更のよって変更するのも当然。
        制憲権は法の外にある憲法以前の生の実力。

   b:主権全能論的無限界説
      →改正権の究極的主体は憲法制定権力の主体=主権者である。
       ∴実定法の拘束を受けない。


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